メロフラの偽りのルーキー作戦に関するご報告(前編)

まず初めに。

メロフラとは、声優・アーティストとして活躍している水瀬いのりさんの冠ラジオ番組『水瀬いのり MELODY FLAG』のことである。


この記事ではこのラジオと水瀬いのりさんに関する話しかしていません。ご理解の上ご一読ください。



さて、タイトルの"偽りのルーキー作戦"とは何か。

私が一人で個人的に挑戦し続けていた秘密の作戦です。


この作戦内容について初めにお話しましょう。

メロフラでは新規リスナーが顕著に優遇される傾向があることは、長く聴いているリスナーの方ならご存知かと思います。他のラジオとは比べ物にならない程、顕著です。

そこで私は別名義、別メアドを用意し、初投稿を装って、メロフラのふつおた宛に投稿し続けるという試みを行ってみました。

採用されたらその名義は使い捨て。また新しく名義を作成し、初投稿を装い続けました。


そして結論から申しましょう。

2018年3月〜8月(具体的には第77旗〜第99旗)の間に、別名義で計11通読まれていました。全てふつおたです。

2週連続採用が4回、2通同時採用が1回。23回分の放送なので約半分。同じ名義で送っていては絶対にありえない採用歴でしょう。


こんなことをしている奴がいたなんて恐らく誰も気付いていなかったと思いますし、表では誰にも話していない秘密の作戦でした。そしてメロフラだからできたことだと思っています。


私が何が目的でこのようなことをしたのか、そしてこの記事を通して何を伝えたいのか、これから洗いざらいお話しようと思います。



しかし話し始める前に注意点をいくつか。

まず私はどこにでもいる一般的なオタクです。もちろん関係者や知り合いではありません。ですので、入手できる情報はもちろん公開されたもののみです。

いのりちゃんのファンになったのも2017年5月辺りからです。つまりファン歴は割と浅いです。

そして今回の作戦は私一人で個人的に行ったことであり、他の誰かの助言を借りたりはしていません。

そんな私でも一人でメロフラを研究し続けた結果、ここまでできるようになったぞ!という挑戦の記録です。



それでは話を進めます。

始めたきっかけは、77旗目のタイミングで私が普段から名乗っているぽけもぐ名義で1通送った後に、別の話題のふつおたを思いついたことでした。同名義で2通採用は有り得ないため、どちらの話題も両立させるためにぽけもぐではない別名義を名乗って送った結果、別名義のほうのみ採用された、という些細なことでした。

その後も何度か初投稿を装って送り何通か採用され、明らかな初投稿優遇を確信しました。

この初投稿優遇システムをうまく使えば、当落線上にある話題を取り上げてもらえたり、構成の方向性を動かすことができるのでは?と思い、始まった研究でした。

その結果、初投稿でこの文章だし即採用!となったであろうお便りも何通かありますし、最終的には送った時点で99%採用されるだろうとわかるくらいまで研究は進んでいました。


えっ、いくら初投稿を装ってもそんな簡単に採用されるわけないじゃん!って思った方も多くいると思いますが、ずっとメロフラを聴いてきて培ってきた、採用されるふつおたの書き方のポイントを抑えたからこんなに採用されたんだと思います。


私が初投稿を装って採用された11通全てについて、お便りの書き方のポイント、カットされた箇所からわかること等、一つ一つについて、需要がありそうなら解説しようと思います。それは長くなるので後編として別途書きますね。




さて、ではこの作戦の目的と、公開して何を伝えたいのか、についてお話します。

目的はいくつかあるのですが、その一つは最終的に初投稿優遇を無くすことです。

そのためにはリスナーの皆さんの協力が必要不可欠です。


"ラジオに投稿するペンネームは同じ名前を使い続けなければならない"、なんてルールは存在しません。つまり誰でも初投稿を装うことができるのです。そこに気付く人がいなかっただけで。

常連か初投稿かを何で見分けるかというと、恐らく過去に送ったメール履歴を見ているのだと思います。つまりメアドも変えれば簡単に初投稿を装えます。新しいメアドなんてすぐに作れますしね。


文章力の高い人が初投稿を装って送り、別名義で採用されたことをTwitterで報告する。結果的に読まれるのは文章力が高い人で、中身はいつもの人になる。それが積もり積もれば初投稿優遇なんて無意味になります。むしろ邪魔にしかなりません。そこまで環境を変えることができれば、初投稿、常連、関係無く、一番良い文章が採用されるようになります。それが目的です。

そもそも何故初投稿を優遇するのか、それは沢山の人のお便りを読むことはもちろんあるでしょうが、常連ばかり読まれて「またお前か」と思う人が増えたり、何か優遇されてるんじゃない?という疑いの目を省く意味も大きいと思っています。しかし初投稿を装うだけで一人の人間がこんなに採用され続けたのだから邪魔なだけなんですよね。



話を進めましょう。

いのりちゃんは多忙な方です。とある話題について1通しか採用されないことも多々あります。その週の密度によっては全く取り上げることができない話題も存在します。

それなのに初投稿優遇をしていたら引き出せる話題はギュッと縮まってしまいます。ずっといのりちゃんを応援している常連だから引き出せることって沢山あると思っています。

つまり限られた時間の中でより良い話題の引き出しをして、ラジオを充実した内容にしたいのです。


いのりちゃんが近況で話したことと同じ内容をふつおたでも触れることって割とよくあると思うのですが、それは初投稿優遇をすることで採用できるふつおたを絞っているからだと思っています。近況と同じことを触れてもそれは正直時間の無駄です。でもいのりちゃんが近況で何を話すかなんて放送されるまではわかりません。だから引き出せる話題を一つでも増やすために、沢山の方向性からのふつおたが必要になってくるというわけです。

現状ではそもそも常連は採用ラインの土俵にすら上がれないと思っています。でも初投稿を装えば採用ラインの土俵に上がれます。そうすれば必然的に文章力が高い人が採用されますよね。それが狙いです。


いやいや、そんなことしたら本当の初投稿が採用されなくなってお便り送るモチベ無くなるんだけど…という方もいると思います。

でも本当の初投稿だから出せる引き出しも絶対にあります。ピュアなメールって常連だとなかなか書くことができません。そういうピュアなメールが必要な話題も当然ありますし、そこは構成作家の採用基準次第です。何万通もお便りを読んできてる構成作家なら本当の初投稿か偽りかなんて、意識すれば簡単に読み取れますしね。

それに他のラジオなら常連ばかり読まれるなんてザラにあります。その人達は文章力が高いから採用されるのです。採用されたいなら採用されるためにラジオを研究し、文章力を高めることはむしろ当然です。そうやって全体のレベルが底上げされれば本当に良いお便りで溢れかえることになるでしょう。どのお便りを採用しようか、メロフラスタッフが毎週悩むくらいの環境にしましょう。

そうすればメロフラ自体のクオリティが上がり、今まで聴いたことのないいのりちゃんの引き出しも出てくることでしょう。


ラジオはパーソナリティ、スタッフ、リスナーみんなで作り上げていくものだと思っています。そしていのりちゃんはプロの声優・アーティストとして日々のお仕事を一つ一つがんばりぼんしながら私達に表現してくれています。

そのがんばりぼんした成果を伝えてくれる軸となる場所が『水瀬いのり MELODY FLAG』です。

より良いラジオになり、いのりちゃんの魅力がもっともっと沢山の方に伝わるよう、みんなでがんばりぼんしましょう。



そして私個人のポリシーの話になりますが、初投稿を装っても"初投稿です"等は書かない、別名義で出すのは週に2通まで、と決めています。

"初投稿です"と書かないのは嘘を付くことになるから。偽るのは名前だけで、本文の想いについては嘘を付きたくないという理由です。だから採用されたものについては全て本心です。その一つ一つの想いについては後編のほうで詳しく書きます。

そして何故週に2通までなのか、それは色んな引き出しを作るためです。別名義で出しても中身は私なので、私の観点からしか触れることはできません。それはいのりちゃんの表現の幅を狭めることになります。色んな観点の感想があるからラジオは面白いですしね。

今回この作戦を公開しているのもそういう理由からです。誰にもバレていない作戦なのだから、誰にも言わずに別名義を続けていたら私が独り占めすることもそれ程難しいことでは無かったと思います。でもそれはいのりちゃんのためにならないですよね。


じゃあなんで作戦をバラすのがこんなに遅れたのか、それは別の目的のためです。こちらはオタクなら誰でも気になるであろうことです。



実はこの作戦内容はいのりちゃんには既にお手紙を通して伝えてあります。

何故お手紙で書いたのか、それはお手紙が本当に読まれているのか調査をするためです。もちろんスタッフが先にチェックする物だと思っていますので、いのりちゃん本人に伝えるよりもスタッフに伝えることのほうが目的でした。そこには今後のメロフラの要望もいくつか書きました。

結論から言うと読まれているのかは正直よくわかりません。でも多少の動きがあったことも事実ではあります。


まずこの件の詳細を伝えるお手紙をプレボに入れたのは7月1日のツアー幕張公演の時です。その時点では別名義で7通くらい読まれていたので、それらについて伝えました。

何故伝えたのか。それはノベルティ企画を実現するためです。その時点ではノベルティは音沙汰が無い状態でしたしね。

メロフラの採用には初投稿優遇という明らかな穴があること、そして別名義で出してることを知りたいならノベルティ配布を始めれば本名と名前は別名義で送った時も書くということを伝えていました。

そして現状ではノベルティはデザインは完成したのに未だに配布は始まっていません。つまりこの要望には答えられていないということになります。そもそもノベルティのデザインが完成したのは第100旗放送があったからで、このお手紙は無関係でしょう。あ、ノベルティに関しては後ほど想いを話します。


これだけではお手紙は読まれていない可能性のほうが高いですが、他の事柄で気になる点があります。

それは別名義でパッタリ採用されなくなったことです。

最初に話した通り8月までは順調に採用されていましたが、それ以降は採用されていません。

その後も同じように別名義別メアドで送り続けて初投稿を装っていましたが、こういう作戦を行っている奴がいることがわかっていれば、見抜くことは恐らく簡単でしょう。"初投稿です"とは書かないと決めていますしね。

採用されなくなったのは単純に文章が採用ラインに達していなかったということもあるでしょうし、取り上げられていない話題について送った物も沢山あります。だから結局のところ、このお手紙が読まれたかどうかはわからないです。

もし読んでいたとしても何故メールではなくお手紙で作戦を伝えたのか、その目的を見抜くことくらいはスタッフさんからすれば容易でしょうし、そこを気付かれないように動いているだけかもしれませんしね。


いのりちゃんの手元にちゃんとお手紙が届くこと自体はラジオでもお話してくれているのでわかりますが、イベントのたびに何百何千というお手紙が届いているでしょう。それら全てを読むことなんて時間的に無理だと思っていますし、読んだとしてもタイムラグがあるでしょう。

その辺りを調査したかったけど結局わからないという結論になってしまいましたが、読まれると信じてお手紙は今後も書き続けたいと思います。



では最後に今後のメロフラに期待すること、私なりの意見を書きたいと思います。

第100旗ではトマトを食べさせられたり未だにノベルティ配布が始まらない等、パーソナリティへのリスペクトを感じない案件が多々ありスタッフへの不信感が募るばかりでしたが、最近は良いことが沢山ありますね。

第113旗のお誕生日回ではいのりちゃんを本気で喜ばせるためにお友達をサプライズで呼んだり、Twitter上で放送後旗が始まったり、第116旗ではコーナーを大掃除して7つまで減らす方向性になったり、良い改革がどんどん進んでいます。よし、あとはノベルティだけだな!と個人的に思っています。

ということでノベルティ企画を実現するために私が本気で考えたコーナー案の話を始めたいと思います。


まずノベルティの歴史について振り返りましょう。第50旗でノベルティ制作会議が行われ、第76旗で企画進行中であると久しぶりに触れるも音沙汰がなくなり、第100旗でようやくデザインが完成。いのり画伯による作成風景が放送されるものの、そこから音沙汰が無くなり今に至ります。

私のノベルティに対する想いを正直に言いましょう。スタッフふざけてんの?馬鹿にしてんのか?って思ってます。

まずノベルティ企画が始まってから1年以上経過しています。それだけリスナーを待たせていますね。更にいのりちゃんにデザインを描かせてその様子を放送したにもかかわらず音沙汰がない。これはリスナーに対してもパーソナリティに対しても全くリスペクトを感じません。物はステッカーに決まった、デザインも完成した、それで配布が始まらない理由が全くわかりません。


何故このような事態になっているのか、私なりの考察をしました。

まずノベルティは無償で行うものなので、お金儲けには繋がりません。だからスタッフのやる気が出ないのもわからなくもありません。しかし始めたのはスタッフなのだから責任はちゃんと持つべきです。最初の第50旗の段階では勢いでやった結果無計画なのはわからなくもないですが、第100旗でも無計画なのは理解できません。復活すると決めたなら配布を始めるまでスケジュール立てろよって思います。

つまりノベルティ担当者を決めてすらいない可能性があります。これすら構成作家に担当させるつもり、なんてことは無いと思いたいですが…

そもそもラジオのスタッフって誰がいるかわかりませんよね。構成作家くらいしか表に出てません。メロフラでは構成作家の権限が大きいと思うことも多々ありますが、収録の際には周りに沢山の大人がいるような雰囲気も感じています。いのりちゃんが所属しているキングレコードアクセルワン両方の関係者ももちろんいるでしょう。その中で誰かがノベルティの担当者として責任を持って進めていれば現状のようには絶対にならないですよね。仮に配布を始められない理由があるなら発表するべきですし。


ノベルティはデザインが完成した時点がゴールではありません。配布を始めてようやくスタートです。つまりまだ始まってすらいません。何を足踏みしているかわかりませんが、そろそろ動いてほしいものです。


そこで私が本気で考えたコーナー案になります。ノベルティ専用のコーナーを作り月1ペースで行うのです。

何故専用のコーナーを作るのか、それはふつおたやコーナー全てを配布の対象にすると優遇不遇が生まれてしまうから。今回発表した初投稿優遇に対する別名義作戦もそうですが、全員が同じ土俵には上がれない現状があると思います。

だからノベルティ専用コーナーとしてクイズコーナーを作り、クイズの正解者にノベルティを配布するというもの。これなら平等になるでしょう。具体的には『佐倉としたい大西』の「大西事件簿」のコーナーがわかりやすいと思います。構成作家同じですしね。

ではメロフラではどのようなコーナーにするとベストなのか、それはいのり画伯によるお絵かきだと私は思います。

先日開催された町民集会でお題に沿っていのり画伯がお絵かきをするコーナーがありましたが、あの正解基準をもっと具体的にすれば良いのです。

例えば「猿蟹合戦」のお題で、いのり画伯は「蟹に向けてクランベリーを投げる猿」のイラストを描いていましたが、ここまで具体的に答えられる人は恐らくいないでしょう。

つまり何か簡単なお題でどこかのシーンを思い浮かべた状態でいのり画伯にイラストを描いていただき、描いた後にスタッフに説明する。その説明文を正解とすれば、正解者は限りなく減ります。もしノベルティを沢山配布したいといのりちゃんが思うのであれば簡単な答えにすれば良いですしね。

そして問題のイラストを載せるのはTwitter上ではなくメロフラのHPがベストだと思います。Twitter上でイラストを載せるとリプライで答えを書いてしまう人が多発するでしょうし、あえてメロフラのHP上にだけ載せます。そして1ヶ月後くらいに答え合わせ。その答え合わせをしたタイミングの放送後旗でイラストを持ったいのりちゃんの写真をTwitterに上げるという流れ。

ラジオなのにイラストは微妙じゃない?と思う方もいるかもしれませんが、『佐倉としたい大西』のようにアーカイブは音声限定なのに映像ありきで作ってるラジオなんかもありますし、メロフラのHPさえ見れる環境ならいつでもイラストを確認できるこちらの方法なら許容範囲だと思っています。

ノベルティ企画を復活させるならこういう方法しか無いと私は思っていますし、少しでも実現に向かって進んでくれることを願ってこの案を書きました。

せっかく7つにコーナー減らすのにまた増やすのか!という感想もあるでしょうが、そもそもWonder Caravan!とカップリング2曲は何かしらのコーナーを作ってもおかしくないので、その辺りをノベルティコーナーにしてくれたらと思います。


私の案では穴があるかもしれませんし、皆さんも様々な案をお持ちでしょう。

だからどんどん要望や意見はメロフラ宛に送り、もっと良いラジオを作りあげていきましょうね。


以上で前編は終わります。この記事に対する反響次第で後編の解説をしようか決めようと思います。

正直言うとこの作戦を公開しようか悩みましたし、ある程度叩かれることも承知しています。しかしメロフラを良くするためには私の長期に渡る計画を、今このタイミングで発表するべきだと思い、こうして公開しました。

長文になりましたがここまで読んでくださりありがとうございました!


ぽけもぐ